Il faut cultiver notre jardin

フランス近世史・革命史・フリーメイソン史研究に関するブログです。新刊情報などをまとめています。

【文書館紹介】 フィニステール県文書館

先日、史料調査のために、カンペールにあるフィニステール県文書館Archives départementales du Finistèreに行ってきました。日本語での紹介記事に需要はほとんどないと思いますが、利用案内を書いておきます。

フィニステール県文書館は、司教座大聖堂のあるカンペール旧市街からやや離れた場所に位置しています。バスを利用しました。10番線のCité administrativeというバス停で降車します*1。観光案内所の近くにあるRésistanceか、大聖堂の側にあるSaint-CorentinやHôtel de villeといったバス停から乗りました。切符は乗車時に運転手さんから購入できます。

Cité administrativeのバス停で降車すると、文書館まで少しの距離を歩くことになるのですが、近くに案内図や標識などが見あたらないので、人に尋ねるか、スマートフォンのナビ機能などを利用することをおすすめします。分かりにくいですが、バスを降りて、右手にある、緑の囲まれた道に入ると近道です。
f:id:nzmtase:20160907080951j:plain
薄暗く人の気配もないので、初見では入りずらいですが、真ん中あたりまで進むと、左手に様々な建物が見えてきますので、文書館を目指します。
f:id:nzmtase:20160906130603j:plain

受付で、身分証を提示して利用登録すると、基本的な利用方法を教えてもらえます。
f:id:nzmtase:20160906141330j:plain

史料の閲覧に事前予約は必ずしも必要はありませんが、予めメールか電話でコンタクトをとる方が良いです。一部の史料が、カンペールの本館ではなく、ブレストにある分館に所蔵されていることに加えて、現在、所蔵史料の洗浄プロジェクトが進行中で、洗浄中で閲覧できない場合があるためです。
f:id:nzmtase:20160906230303j:plain

閲覧室では、鉛筆かシャーペン以外の筆記用具は使用が認められていません。また、ノートやメモ帳などの持ち込みは禁止されており、作業用のメモ用紙をもらえます。パソコンの持ち込み、写真撮影は自由です。それ以外の荷物はロッカーに預けます。
f:id:nzmtase:20160907112601j:plain