Il faut cultiver notre jardin

近世フランス史・フリーメイソン史研究に関するブログです。新刊情報などをまとめています。

2018年4-5月

大平章『ノルベルト・エリアスの全体像 フィギュレーション理論の探究』成文堂、2018年5月。 坂倉裕治 ・隠岐さや香 ・松波京子 「名古屋大学所蔵『エミール』パリ版初版本について」『名古屋大学附属図書館研究年報』15、2018年3月31日、13-17頁。 上田泰史…

[新刊]2018年3月

ジュヌヴィエーヴ アルティガス=ムナン「18世紀の小説と思想論争」首都大学東京人文科学研究科人文学報編集委員会『人文学報, フランス文学』514(15)、2018年、11-30頁。 榎本 恵子「ヘラクレスに象徴されるルイ14世」首都大学東京人文科学研究科 人文学報編…

ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』について(4)

今回は、ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』第4章の冒頭、74頁左段『旧き義務」第二条の訳について、問題点が多いと思われるため、私なりに訳し直してみたいと思います。なお、ラインアルターは、本書で一貫して1723年の『旧き義務』(中世石工の…

ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』について(3)

引き続き、ヘルムート・ラインアルター(増谷英樹・上村敏郎訳)『フリーメイソンの歴史と思想:「陰謀論」批判の本格的研究』(三和書籍、2016年)について気になった点をまとめます。今回は第4章です。 第4章 74頁左段『旧き義務」第二条。ラインアルタ…

[新刊]2018年1-2月

小野塚知二『経済史:いまを知り、未来を生きるために』有斐閣、2018年2月 C.N.コックレン(金子晴勇訳)『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』知泉書館、2018年2月20日。 杉本淑彦『ナポレオン 最後の専制君…

ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』について(2)

前回の記事に引き続き、ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』(三和書籍、2016年)の訳について気付いた点をまとめておきます。今回は、第三章の冒頭、1723年にロンドンで印刷公表された『フリーメイソン憲章』(いわゆるアンダーソン憲章)に収め…

ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』について(1)

遅ればせながら、ヘルムート・ラインアルター(増谷英樹・上村敏郎訳)『フリーメイソンの歴史と思想:「陰謀論」批判の本格的研究』(三和書籍、2016年)を落手し、読み進めています。インスブルック大学の元教授で、ドイツ語圏フリーメイソン研究の大家で…

[新刊]2017年11-12月

R. C. アレン(眞嶋史叙・中野忠・安元稔・湯沢威訳)『世界史のなかの産業革命 資源・人的資本・グローバル経済』名古屋大学出版会、2017年12月。 ドリンダ・ウートラム(田中秀夫、逸見修二、吉岡亮訳)『啓蒙』法政大学出版局、2017年11月予定。 アントワ…

[新刊]2017年9-10月

池田亮「書評 平野千果子『フランス植民地主義と歴史認識』」『歴史学研究』961、2017年、50-54頁。 ノルベルト・エリアス(大平章訳)『エリアス回想録 (叢書・ウニベルシタス) 』法政大学出版局、2017年。 小田英『宗教改革と大航海時代におけるキリスト教…

[新刊]2017年8月

岩﨑周一『ハプスブルク帝国』(講談社現代新書)講談社、2017年。 マリオ・インフェリーゼ(湯上良訳)『禁書 グーテンベルクから百科全書まで』法政大学出版局、2017年8月予定。 岡本託「フランス第二帝政期における地方幹部候補行政官の登用論理 : ローヌ…

[文献リスト]日本語で読むフリーメイソンの歴史

歴史学や文学の研究者による著作を中心に、学問的に信頼できる文献をリスト化してみました。網羅的ではありませんが、フリーメイソン史を真面目に勉強してみたいという方はぜひご活用ください。今後も更新していくつもりです。フリーメイソン史の概説書・入…

[時事]エマニュエル・マクロンがイルミナティ陰謀論の標的となったのは何故か

エマニュエル・マクロンは、5月7日夜、大統領選の勝利が確定すると、ルーヴル美術館の中庭にある「ピラミッド」の前で勝利を祝う集会を開催しました。その様子を見たツイッター民が、マクロンの当選はイルミナティの陰謀であるとつぶやき始め、ハフィント…

[新刊]2017年6-7月

グルディ、アーミテイジ(平田雅博・細川道久訳)『これが歴史だ! 21世紀の歴史学宣言』刀水書房、2017年6月刊行予定。 A・コルバン、J-J・クルティーヌ、G・ヴィガレロ『男らしさの歴史 3 男らしさの危機?20~21世紀』藤原書店、2017年7月下旬。 …

[作業道具]フランスの文書館所蔵資料の横断検索ポータル「France Archives」

フランスの文書館に所蔵された数百万の文書を全国横断的に検索できる新しいポータル・サイトFrance Archivesの運用が始まったそうです。 francearchives.fr関連記事 [作業道具]近世フランス史研究に役立つウェブサイト集 - Il faut cultiver notre jardin

[時事]フランスのフリーメイソン団体が大統領選を前に異例の声明

2017年4月13日、フランスの七つのフリーメイソン統轄団体が、十日後に予定されているフランス大統領選の第一回投票をまえに、極右政党「国民戦線(FN)」が擁立する候補者マリーヌ・ルペンに投票しないよう呼びかけるという、異例の共同声明を発表しました。 …

[新刊]2017年4-5月

浅田進史「歴史学のなかの若手研究者問題―課題と提言―」『歴史評論』804、2017年。 小田中直樹、帆刈浩之(編)『世界史/いま、ここから』山川出版社、2017年。 工藤庸子『増補新装版 ヨーロッパ文明批判序説:植民地・共和国・オリエンタリズム—』東京大学…

フランソワ・オランド大統領のフリーメイソン生誕300周年記念式典への出席

2月27日、フランソワ・オランド大統領は、パリ9区カデ通り16番地にあるフランス大東方会(Grand Orient de France)を訪れました。フランス大東方会とは、1773年に発足したフランス最大のフリーメイソン統轄組織(obédience)です*1。大統領の訪問の目的は、…

[新刊]2017年3月

伊丹一浩「19世紀フランス南部山岳地オート=ザルプ県における物質循環の回復と生活型農業の衰萎」『農業史研究』 (51)、2017年、2-13頁。 伊東剛史、後藤はる美編『痛みと感情のイギリス史』東京外国語大学出版会、2017年3月31日。 遠藤泰生『近代アメリカの…

【新刊】2017年1-2月

ジェラール・ノワリエル(舘葉月訳)『ショコラ:歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯』集英社インターナショナル、2017年1月6日。 http://www.shueisha-int.co.jp/archives/3825ピエール・ブルデュー(坂本さやか・坂本浩也訳)『男性支配』藤…

【新刊】2016年11-12月

朝治啓三、渡辺節夫、加藤玄編著『〈帝国〉で読み解く中世ヨーロッパ 英独仏関係史から考える』ミネルヴァ書房、2016年。http://www.minervashobo.co.jp/book/b251259.html池本今日子「フランス大革命から亡命ヘ : 「君主制派」ジャン=ジョゼフ・ムーニエ氏…

【文書館紹介】 フィニステール県文書館

先日、史料調査のために、カンペールにあるフィニステール県文書館Archives départementales du Finistèreに行ってきました。日本語での紹介記事に需要はほとんどないと思いますが、利用案内を書いておきます。

【新刊】2016年9-10月

秋田茂・永原陽子・羽田正・南塚信吾・三宅明正・桃木至朗(編著)『「世界史」の世界史』ミネルヴァ書房、2016年。http://www.minervashobo.co.jp/book/b217326.html石橋正孝・倉方健作『あらゆる文士は娼婦である 19世紀フランスの出版人と作家たち』白水…

【新刊】2016年8月

フリードリヒ二世(大津真作監訳)『反マキアヴェッリ論』京都大学学術出版会、2016年8月。京都大学学術出版会:反マキアヴェッリ論イネス・ド・ケルタンギ(ダコスタ吉村花子訳)『カンパン夫人 フランス革命を生き抜いた首席侍女』白水社、2016年。 カンパ…

【新刊】2016年6-7月

上田耕造『図説 ジャンヌ・ダルク フランスに生涯をささげた少女』河出書房新社、2016年7月22日。西願公望「功利主義の戦争文化とバレールの革命戦争論 : 世界史再考のために」『日仏歴史学会会報』(31)、2016年、3-18頁。 中野隆生「書評 大森弘喜著『フラ…

【文書館紹介】ボルドー市文書館

新しくなったボルドー市文書館に行ってきました*1。ボルドー市文書館は、1939年以来、ラグノー邸と呼ばれる建物にありました。ラグノー邸は、高等法院評定官ピエール・ド・ラグノーの寡婦ジャンヌ・ド・スランが1643年に建築士ピエール・レグリーズに建設を…

【文献メモ】近世フランスにおける宗派共存

Philip Benedict « Un roi, une loi, deux fois : Parameters for the History of Catholic-Reformed Coexistence in France, 1555-1685 » in Bob Scribner (ed.), Tolerance and Intolerance in European Reformation, Cambridge, Cambridge University Pre…

【新刊】林田『ルイ14世とリシュリュー』

林田伸一『ルイ14世とリシュリュー 絶対王政をつくった君主と宰相』山川出版社、2016年。 ルイ14世とリシュリュー | 歴史と教科書の山川出版社

【新刊】ヌルミネン『才女の歴史』

マルヨ・T・ヌルミネン『才女の歴史:古代から啓蒙時代までの諸学のミューズたち』(日暮雅通訳、東洋書林、2016年) http://www.toyoshorin.co.jp/detail.php?isbn=9784887218239

【新刊論文】2016年4-5月

伊藤陽寿「尚泰請封問題と琉仏約条 : 一八五五年・一八五六年におけるフランス人逗留問題から」『沖縄文化研究』43、2016年、167-208頁。http://repo.lib.hosei.ac.jp/handle/10114/12127 北原敦ほか「(講演記録)フランス革命からファシズムまで 二宮・柴…

【新刊】松嶌『図説 ナポレオン』

松嶌明男『図説 ナポレオン 政治と戦争 フランスの独裁者が描いた軌跡』河出書房新社、2016年1月27日。 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309762364/