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Il faut cultiver notre jardin

近世フランス史研究に関するブログです。新刊情報などをまとめています。

【新刊】安藤裕介『商業・専制・世論』

安藤裕介『商業・専制・世論―フランス啓蒙の「政治経済学」と統治原理の転換―』創文社、2014年3月

「本書は、18世紀フランスの言説空間において、富や市場の問題と統治形態や社会編成の問題とを含んだ「政治経済学」の思想的展開を、1760~70年代における穀物取引論争をコンテクストとして論じる。」

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4423710803

目次
第1章 「政治経済学」の言説空間としての穀物取引論争(穀物取引論争の概要
穀物取引論争の布置)
第2章 経済的自由主義と専制政治―ケネーの「政治経済学」(ポリス批判と「自然な流れ」の擁護
合理的経済人の理念と新たな秩序観
経済的自由の享受と後見的権力)
第3章 合法的専制の構想と世論の観念―ル・メルシエ・ド・ラ・リヴィエールの「政治経済学」(自然的秩序・明証性・合法的専制
マブリのフィジオクラット批判
合法的専制における世論の問題)
第4章 「一般均衡」の発見と合理的経済主体の不在―チュルゴーとコンドルセの「政治経済学」(自由化と「一般均衡」の理論
理論から実践へ―リモージュでの「実験」
一七七四年の自由化立法
合理的経済主体の不在―説得から強制へ)
第5章 世論と市場に対する為政者の技法と苦悩―ネッケルの「政治経済学」(世論―抗い難い事実
市場の理論と現実
介入主義、あるいは技法としての政治経済学
ふたたび、抗い難い世論について―その両義性)