Il faut cultiver notre jardin

フランス近世史・革命史・フリーメイソン史研究に関するブログです。新刊情報などをまとめています。

【新刊】一九世紀フランスにおける教育のための戦い

川口幸宏『一九世紀フランスにおける教育のための戦い セガン、パリ・コミューン』幻戯書房、2014年2月25日
以下、幻戯書房NEWSブログより転載。
http://genkishobo.exblog.jp/20243532/

フランス封建社会が崩壊しつつある時期に、知的障害児教育の先駆けとなったオネジム=エドゥアール・セガン。その後の「パリ・コミューン」での民主的な教育制度の萌芽。現代へと続く近代の成立時期の19世紀フランス社会に、近代教育の誕生を、原史料をもとに探る。歴史学×教育学の新たな視点。

目次抜粋
第一部 白痴教育教師の誕生
ナポレオン・ボナパルトと人間観察家協会
世界初の知的障害児教育の教師の誕生
忘れられたセガンの名と再評価
第二部 パリ・コミューンと近代教育の構想
はたして労働者階級の政府か?
「無名」の議会の発足
学校世俗化の実態
パリ・コミューン裁判と子どもたち