Il faut cultiver notre jardin

フランス近世史・革命史・フリーメイソン史研究に関するブログです。新刊情報などをまとめています。

18世紀

[新刊]2020年8-10月

浅田進史・榎一江編著・竹田泉『グローバル経済史にジェンダー視点を接続する』日本経済評論社、2020年9月。 貝原伴寛「『 猫の大虐殺』を読みなおす」『思想』1157、2020年9月。 恒木健太郎・左近幸村編『歴史学の縁取り方:フレームワークの史学史』東京大…

[新刊]2020年4-7月

愛甲雄一「モンテスキューにおける共和政と平和」『清泉女子大学人文科学研究所紀要』41号、2020年3月、147-164頁。 天野知恵子「フランス革命と家族 : 「婚外子」についての議論をめぐって」愛知県立大学外国語学部 編『紀要. 地域研究・国際学編』52、2020…

[新刊]2020年1-3月

池上俊一『ヨーロッパ中世の想像界』名古屋大学出版会、2020年3月。 上垣豊編著『はじめて学ぶフランスの歴史と文化』ミネルヴァ書房、2020年2月。 金澤周作監修、藤井崇・青谷秀紀・古谷大輔・坂本優一郎・小野沢透編著『論点・西洋史学』ミネルヴァ書房、2…

[文献目録]近現代フランス移民・外国人史に関連する日本語文献

勉強のためにリスト化しました。今後も順次追加していきます。 阿河雄二郎「「オーバン」考:近世フランスの外国人研究序説」『えくす・おりえんて』7、2002年、1-29頁。 阿河雄二郎「近世前半期フランスの外国人:イタリア人とユダヤ人」『関西学院史学』32…

[新刊]2019年7-9月

井田尚『百科全書 世界を書き換えた百科事典』慶應義塾大学出版会、2019年8月。 井上周平「中・近世ヨーロッパのペスト流行:「ペストの医者」の装束にみる感染の理解」赤江雄一・高橋宣也編『感染る』慶応義塾大学出版会、2019年9月。 平野千果子編著『新し…

[新刊]2019年4-6月

岡崎敦「フランス革命とアーカイブズ-近代的⽂書館の形成と変容-」『歴史学研究』984号、2019年6月、57-66頁。 高橋暁生編『<フランス革命>を生きる』刀水書房、2019年7月以降予定。 立川孝一『歴史家ミシュレの誕生-一歴史学徒がミシュレから何を学ん…

[新刊]2019年3月

小風綾乃「摂政期のフランス王権とパリ王立科学アカデミー― 1716年の会員制度改定を中心に」『人間文化創成科学論叢』21号、2019年、53-62頁。 小林亜子「フランス革命と植物園 : 公教育組織法と啓蒙の実験」『歴史と地理』(721)、2019年、1-24頁。 高橋暁生…

[新刊]2019年1月

松浦義弘「フランス革命をどう考えればよいのか : 拙著に関する服部春彦氏の批判をふまえて」『史学雑誌』128(1)、2019年、53-64頁。 ミシェル・ヴォヴェル(立川孝一・瓜生洋一訳)『死とは何か (上)一三〇〇年から現在まで』藤原書店、2019年1月25日発…

2018年4-5月

大平章『ノルベルト・エリアスの全体像 フィギュレーション理論の探究』成文堂、2018年5月。 坂倉裕治 ・隠岐さや香 ・松波京子 「名古屋大学所蔵『エミール』パリ版初版本について」『名古屋大学附属図書館研究年報』15、2018年3月31日、13-17頁。 上田泰史…

[新刊]2018年3月

安藤祐介「18世紀フランスにおける統治改革と中国情報 : フィジオクラットからイデオローグまで」『立教法学』98、2018年、1-19頁。 ジュヌヴィエーヴ アルティガス=ムナン「18世紀の小説と思想論争」首都大学東京人文科学研究科人文学報編集委員会『人文学…

ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』について(4)

今回は、ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』第4章の冒頭、74頁左段『旧き義務」第二条の訳について、問題点が多いと思われるため、私なりに訳し直してみたいと思います。なお、ラインアルターは、本書で一貫して1723年の『旧き義務』(中世石工の…

ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』について(3)

引き続き、ヘルムート・ラインアルター(増谷英樹・上村敏郎訳)『フリーメイソンの歴史と思想:「陰謀論」批判の本格的研究』(三和書籍、2016年)について気になった点をまとめます。今回は第4章です。 第4章 74頁左段『旧き義務」第二条。ラインアルタ…

[新刊]2018年1-2月

小野塚知二『経済史:いまを知り、未来を生きるために』有斐閣、2018年2月 C.N.コックレン(金子晴勇訳)『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』知泉書館、2018年2月20日。 杉本淑彦『ナポレオン 最後の専制君…

ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』について(2)

前回の記事に引き続き、ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』(三和書籍、2016年)の訳について気付いた点をまとめておきます。今回は、第三章の冒頭、1723年にロンドンで印刷公表された『フリーメイソン憲章』(いわゆるアンダーソン憲章)に収め…

ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』について(1)

遅ればせながら、ヘルムート・ラインアルター(増谷英樹・上村敏郎訳)『フリーメイソンの歴史と思想:「陰謀論」批判の本格的研究』(三和書籍、2016年)を落手し、読み進めています。インスブルック大学の元教授で、ドイツ語圏フリーメイソン研究の大家で…

[文献リスト]日本語で読むフリーメイソンの歴史

歴史学や文学の研究者による著作を中心に、学問的に信頼できる文献をリスト化してみました。網羅的ではありませんが、フリーメイソン史を真面目に勉強してみたいという方はぜひご活用ください。今後も更新していくつもりです。フリーメイソン史の概説書・入…

[時事]エマニュエル・マクロンがイルミナティ陰謀論の標的となったのは何故か

エマニュエル・マクロンは、5月7日夜、大統領選の勝利が確定すると、ルーヴル美術館の中庭にある「ピラミッド」の前で勝利を祝う集会を開催しました。その様子を見たツイッター民が、マクロンの当選はイルミナティの陰謀であるとつぶやき始め、ハフィント…

[新刊]2017年6-7月

グルディ、アーミテイジ(平田雅博・細川道久訳)『これが歴史だ! 21世紀の歴史学宣言』刀水書房、2017年6月刊行予定。 A・コルバン、J-J・クルティーヌ、G・ヴィガレロ『男らしさの歴史 3 男らしさの危機?20~21世紀』藤原書店、2017年7月下旬。 …

【新刊】2016年9-10月

秋田茂・永原陽子・羽田正・南塚信吾・三宅明正・桃木至朗(編著)『「世界史」の世界史』ミネルヴァ書房、2016年。http://www.minervashobo.co.jp/book/b217326.html石橋正孝・倉方健作『あらゆる文士は娼婦である 19世紀フランスの出版人と作家たち』白水…

【文献メモ】近世フランスにおける宗派共存

Philip Benedict « Un roi, une loi, deux fois : Parameters for the History of Catholic-Reformed Coexistence in France, 1555-1685 » in Bob Scribner (ed.), Tolerance and Intolerance in European Reformation, Cambridge, Cambridge University Pre…

【新刊】ヌルミネン『才女の歴史』

マルヨ・T・ヌルミネン『才女の歴史:古代から啓蒙時代までの諸学のミューズたち』(日暮雅通訳、東洋書林、2016年) http://www.toyoshorin.co.jp/detail.php?isbn=9784887218239

【新刊論文】2016年4-5月

伊藤陽寿「尚泰請封問題と琉仏約条 : 一八五五年・一八五六年におけるフランス人逗留問題から」『沖縄文化研究』43、2016年、167-208頁。http://repo.lib.hosei.ac.jp/handle/10114/12127 北原敦ほか「(講演記録)フランス革命からファシズムまで 二宮・柴…

【新刊】ラインアルター『フリーメイソンの歴史と思想』

フリーメイソン史研究の大家ラインアルターの翻訳が出るようです。期待大です。ヘルムート・ラインアルター(増谷英樹・上村敏郎訳)『フリーメイソンの歴史と思想:「陰謀論」批判の本格的研究』三和書籍、2016年4月20日。Helmut Reinalter,Die Freimaurer,Mü…

【新刊論文】2016年1-3月

岡野等「フランス革命における社団解体の理念」『早稻田法学会誌』66(2)、2016年、141-164頁。http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/handle/2065/47725 空由佳子「旧体制下フランスの地方統治における権力と慈善 : ボルドー地方エリートの救貧への関わり」…

【メモ】チュルゴ著作集

Oeuvres de Turgot et documents le concernant. I. Turgot étudiant et magistrat, 1743-1761 / avec biographie et notes par Gustave Schelle... Oeuvres de Turgot et documents le concernant. II. Turgot, intendant de Limoges, 1761-1767 / avec bio…